
Executive Summary
- BCPは作って終わりではありません
- BCMは回し続ける仕組みです
- 体制づくりが土台になります
- 訓練と見直しが差を生みます
- 小さく回すことが続くコツです
せっかくBCPを作っても、引き出しにしまったままでは意味がありません。いざという時に使える状態に保つには、平時から少しずつ回していく必要があります。本稿では、その考え方をBCMとして整理します。担当、連絡、訓練、見直しまでをまとめて考えると、計画が「読むもの」から「使えるもの」に変わります。大きな仕組みでなくても、続けられる形にすることが大切です。
目次
- BCMは何をするものか
- まず決めたい体制と役割
- 訓練と見直しをどう回すか
- 小さな会社向けの続け方
本文
BCMは何をするものか
中小企業庁では、BCMを「事業継続計画を策定し継続的に運用していく活動や管理の仕組み」と説明しています。そこには、事業の理解、運用方針、BCPの構築、定着、訓練、維持・更新などが含まれます。つまりBCMは、BCPという一枚の計画書より広い考え方です。
出典: 中小企業庁 中小企業白書
まず決めたい体制と役割
内閣府ガイドラインでは、BCMの導入にあたり、責任者や関係部門を含む体制づくりが必要とされています。中小企業では、そこまで大げさに考えなくても構いません。たとえば、「最終判断は代表」「連絡は事務担当」「データ復旧は外部業者へ連絡」「代替仕入れ先への確認は営業担当」といった形で、役割を明確にするだけでも大きな前進です。
訓練と見直しをどう回すか
BCMで差が出るのは、実はここです。連絡先が古い、担当者が変わった、クラウドのパスワードが分からない、代替先がもう使えない。こうしたことは、書いた直後は見えません。年に1回でも、連絡してみる、データを戻してみる、代替手順を口に出して確認する。これだけでも、使えるBCPに近づきます。公的ガイドラインでも、教育・訓練、継続的な見直し・改善が重視されています。
小さな会社向けの続け方
おすすめは、完璧を目指さず、年2回の確認日に落とし込むことです。たとえば、3月に連絡先とバックアップ確認。9月に代替手順と仕入れ先確認。これだけでも、何もしない状態とは大きく違います。BCMは大企業だけの仕組みではありません。小さな会社ほど、続けやすい形で回す価値があります。
まとめ
- BCMは回し続ける仕組み
- 体制と役割を決める
- 訓練で穴が見つかる
- 見直しで計画が生きる
- 年2回でも十分前進できる
次の一手:半年に1回の「BCP確認日」を予定表に入れておきましょう。
FAQ
Q1. BCMは中小企業には大げさではないですか。
大げさではありません。小さく回す形でも十分BCMです。大事なのは、作って終わりにしないことです。
Q2. 訓練はどこまでやればよいですか。
最初は連絡訓練やバックアップ確認だけでも効果があります。大切なのは実際に動かしてみることです。
Q3. 見直しのきっかけは何ですか。
人の入れ替わり、拠点変更、取引先変更、システム変更などがあった時です。定期確認と合わせると漏れが減ります。
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