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中小企業がジギョケイの次にBCPとBCMを考える理由

ジギョケイの次にBCPとBCMを考える理由

Executive Summary

  • ジギョケイは出発点です
  • 次は止めない備えが必要です
  • BCPは非常時の動きの計画です
  • BCMは平時から回す仕組みです
  • 小さな会社ほど優先順位が重要です

災害や感染症、仕入れ停止、システム障害など、事業が止まるきっかけは一つではありません。だからこそ、ジギョケイを作ったあとに「実際に止まりそうになったらどう動くか」まで考えておくことが大切です。本稿では、BCPとBCMの違いをやさしく整理し、何から手を付ければよいかを確認します。計画書を増やすことが目的ではなく、売上・信用・取引先との関係を守るための考え方として理解していきます。まずは、会社にとって止められない仕事は何かを決めるところが最初の一歩です。

出典: 中小企業庁 事業継続力強化計画

目次

  1. ジギョケイとBCPはどう違うのか
  2. BCMが必要になる本当の理由
  3. 小さな会社ほど後回しにしにくい背景
  4. 今日から考え始める視点

本文

ジギョケイとBCPはどう違うのか

中小企業庁は、事業継続力強化計画を「中小企業のための取り組みやすいBCP」と案内しています。つまり、ジギョケイは防災・減災の入り口としてとても有効です。いっぽうで、実際に事業が止まりそうな場面では、「どの仕事を優先するか」「誰が判断するか」「何時間以内にどこまで戻すか」まで決めておく必要があります。そこをより具体的にするのがBCPです。

出典: 中小企業庁 事業継続力強化計画

BCMが必要になる本当の理由

BCPは作れば安心、ではありません。内閣府の事業継続ガイドラインでは、BCMは体制づくり、教育・訓練、継続的な見直し・改善まで含めたマネジメントとして示されています。つまり、BCMは「計画を生きた状態に保つ仕組み」です。担当者が変わっても、拠点が増えても、取引先が変わっても回り続けるようにする考え方だと捉えると分かりやすいです。

出典: 内閣府 事業継続ガイドライン(PDF)

小さな会社ほど後回しにしにくい背景

個人事業主や中小企業は、人も資金も限られています。だからこそ、一つの設備、一人のキーパーソン、一社の仕入先が止まるだけで、事業全体に影響が広がりやすい面があります。内閣府のガイドラインでも、重要業務を選び、どれくらいの時間で復旧させるかを検討する必要性が示されています。全部を守ろうとするより、まず「これだけは止めない」を決める方が現実的です。

出典: 内閣府 事業継続ガイドライン(PDF)

今日から考え始める視点

最初から立派な分厚い計画書は要りません。まずは「何が止まると困るか」「何日止まると顧客が離れるか」「代わりの方法はあるか」を言葉にすることが大事です。BCPとBCMは、災害対策の書類ではなく、商売を続けるための経営の土台です。ジギョケイをきっかけにした会社ほど、この次の一歩が取りやすくなります。

出典: 中小企業庁 事業継続力強化計画

まとめ

  • ジギョケイは取り組みやすい入口です
  • BCPは非常時の具体的な動きです
  • BCMは平時から回し続ける仕組みです
  • 小規模事業ほど優先順位が重要です
  • 最初は完璧より着手が大切です

次の一手:まず「止められない仕事を3つ」書き出してみましょう。

FAQ

Q1. ジギョケイを作っていれば、BCPは不要ですか。

不要とは言えません。ジギョケイは有効な入口ですが、非常時の優先業務や復旧目標、判断体制まで具体化したい場合はBCPまで考える方が実務的です。

出典: 中小企業庁 事業継続力強化計画

Q2. 個人事業主でもBCPやBCMは必要ですか。

必要です。むしろ一人で担う役割が多いほど、休業や設備停止の影響がそのまま売上に出やすいため、簡易でも考えておく意味があります。これは公的ガイドラインの「重要業務の特定」と相性が良い考え方です。

出典: 内閣府 事業継続ガイドライン(PDF)

Q3. 何から始めればよいですか。

まずは「何を守るか」を決めることです。商品、顧客対応、決済、データ、仕入れの中で、止まると最も困るものから整理すると進めやすいです。

出典: 内閣府 事業継続ガイドライン(PDF)

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