
NISAをどう使う?最終判断チェックリストと“わたしの結論”の作り方
Executive Summary(TL;DR)
- NISAは利益(売却益・配当/分配金)が非課税の制度です。
- 年間枠と生涯枠(最大1,800万円)を理解すると迷いが減ります。
- 結論は「つみたて中心」「併用」「今はやらない」の3択で作れます。
- 売った分の枠が再利用できるので、将来の調整もしやすいです。
- 迷うなら“生活に影響が出ない小ささ”で始めるのが安全です。
導入
ここまで読むと、「NISAは良さそう。でも私は結局どうしたら?」が最後に残りがちです。 NISAは非課税メリットがある一方、投資なので上下があります。 だからこそ、最終日は「あなたの結論」を作る日にします。
今日やることはシンプルです。 チェックリストで判断材料をそろえ、よくある反対意見にも先回りして答えます。 読み終えたら「つみたて中心/併用/今はやらない」のどれかを、自分の言葉で言える状態になります。
1. 判断チェックリスト(10項目)
まずはこれだけで十分です。全部が○である必要はありません。 ただ、×が多いところが「不安が出やすいポイント」です。 そこを先に手当てすると、続けやすくなります。
A. 生活の安定
B. 目的
C. 枠の理解(迷いを減らすために)
D. 続けられる設計
E. 迷いが減る「ひと言」
最後に一言だけメモしてみてください。たとえば、 「将来の口座を分けたい」「生活を苦しくしない」「まずは小さく」などです。 この一言があると、相場が気になったときに戻ってこられます。
2. 3つの結論パターン(つみたて中心/併用/今はやらない)
結論①:つみたて中心(王道)
- 忙しい/初めて/迷いを減らしたい
- 毎月の固定額で、仕組みとして続けたい
このタイプは、つみたて投資枠を中心にして“土台”を作るのが相性が良いです。 まずは「続ける」を勝ちにいきます。
結論②:併用(上級の形)
- つみたてで土台+成長投資枠で上乗せしたい
- 商品を選ぶことに、ある程度の関心と時間を使える
併用は強い形ですが、最初から無理をする必要はありません。 まずはつみたて中心で始め、慣れてから成長投資枠を少し使うでも十分です。
結論③:今はやらない(合理的)
- 生活防衛資金が薄い/近々大きな出費がある
- 値下がりがストレスで、生活に影響が出そう
これは逃げではなく、合理的な判断です。 NISAは「将来用の資産づくり」と相性が良いので、今の生活が不安定なときに無理をすると続きません。 先に家計を整え、気持ちに余裕ができてからで十分です。
3. よくある反対意見への回答
反対①「損したら怖い」
その感覚は自然です。投資なので値下がりはありえます。 だからこそ、最初にやるべきは「勝つ商品探し」ではなく、 生活に影響が出ない金額にすることです。
具体的には、次のどちらかが効きます。
- 積立額を下げる(小さく始める)
- 成長投資枠は使わず、つみたて中心で土台を作る
反対②「制度が複雑で分からない」
複雑に見えるのは普通です。だから、順番を固定するとラクになります。 まずは「つみたて中心」でスタートし、慣れてから「併用」を検討する。 この順番で十分です。
反対③「途中で変えたくなったら?」
2024年からのNISAは、売却した分の枠を翌年以降に再利用できる仕組みがあります。 そのため、将来「商品を入れ替える」「枠の使い方を変える」といった調整がしやすいです。
ただし、頻繁な売買は不安を増やしやすいので、基本は“年1回の点検”くらいで十分です。
4. 次の一手(迷いを残さない)
最後に、次の一手を“決め切る”と迷いが残りません。 行動は小さくてOKです。大事なのは「やることを決める」ことです。
- 結論①〜③のどれかを決める
- 結論①②なら「月いくら」「枠の使い方」を決める
- 見直しは年1回に固定する(触りすぎない)
たとえば結論①なら、「毎月○円をつみたて投資枠で続ける」だけで十分です。 結論②なら、「つみたてで土台+成長は少額で上乗せ」にしておくと迷いが減ります。 結論③なら、「生活防衛資金が整ったら再検討」と決めておけばOKです。
まとめ
- NISAは利益(売却益・配当/分配金)が非課税の制度です。
- 年間枠・生涯枠を押さえると迷いが減ります。
- 結論は「つみたて中心/併用/今はやらない」の3択で作れます。
- 売った分の枠が再利用でき、将来の調整もしやすいです。
- “小さく始めて続ける”が最も失敗しにくいです。
FAQ
Q1. つみたて投資枠と成長投資枠は併用できますか?
併用できます。 ただし、最初から両方を使う必要はありません。 迷いが増えるなら、つみたて中心で十分です。
Q2. 生涯の非課税枠はどれくらい?
合計で最大1,800万円です。 そのうち成長投資枠は1,200万円まで、という上限もあるので、まずはここだけ覚えればOKです。
Q3. 売ったら枠は戻りますか?
売却した商品の取得金額(簿価)分が、翌年以降に枠として復活し再利用できます。 将来の調整がしやすいのは嬉しい点ですが、基本は売買を増やさず、年1回の点検が安心です。
相談(CTA)
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