
iDeCoの商品選びで失敗しない:手数料・リスク・よくある落とし穴
Executive Summary(TL;DR)
- iDeCoは「自分で運用商品を選ぶ」制度です。
- 失敗の多くは、手数料とリスクの取り方が原因です。
- 初心者は「低コスト+分散+長期」を基本にするとブレにくいです。
- 途中で不安になって売買を繰り返すのが最悪パターンになりがちです。
- 次回は“始め方・続け方”で、行動に落とします。
導入
iDeCoは「節税ができる」と言われますが、実は“商品選び”が雑だと、満足度が下がります。 制度は器、成果は中身で決まるからです。 iDeCoは加入者が掛金の拠出と運用を行う制度です。
ここでは、細かい専門用語に立ち入らず、「何を避けて、何を基準に選ぶか」をシンプルに整理します。
1. 商品は大きく2種類(超ざっくり)
iDeCoで選ぶ商品は、イメージとしては次の2つに分かれます。 まずは「守り寄り」と「攻め寄り」の違いだけで十分です。
- 値動きが小さめのもの(守り寄り)
- 値動きはあるが、長期で増える期待があるもの(攻め寄り)
※実際の名称やラインナップは金融機関で違いますが、 「どれくらい値動きがあるか」を軸に考えると迷いにくくなります。
2. 手数料で差が出る理由
長期運用では、少しの手数料差が積み上がります。 目の前では小さく見えても、「毎年」「何十年」と続くと差になりやすいからです。
- 「毎年少しずつ引かれるもの」は、時間が長いほど効いてきます。
- だから、初心者ほど“低コスト寄り”を優先すると失敗確率が下がります。
選び方のコツは、まず候補を絞ってから細部を見ることです。 最初から細かい数字を追うと、疲れて決められなくなりがちです。
3. リスクは“ゼロにしない・取りすぎない”
リスクは怖いものというより、「値動き」のことです。 ここを言い換えるだけで、考えやすくなります。
- まったく値動きがない=増えにくい
- 値動きが大きい=増える可能性もあるが、下がる時もある
大事なのは、自分が耐えられる範囲にすることです。 iDeCoは原則60歳まで引き出しにくいので、短期の上下に振り回されない設計が向きます。
目安としては、次のように考えると現実的です。
- 少し下がっても眠れる:値動きがある商品を少し入れてもOK
- 下がると不安で触りたくなる:守り寄りを増やして、まず「続く」形にする
4. よくある落とし穴5つ
iDeCoでつまずく人は、投資の知識が足りないというより、 「不安になりやすい設計」をしてしまっていることが多いです。 ここを避けるだけで、結果は安定しやすくなります。
- よく分からないまま“おすすめ”で決める
- 手数料を見ずに選ぶ
- 1つに集中してしまう(分散がなく不安が増える)
- 下がった時に怖くなって売買を繰り返す
- 家計が苦しいのに掛金を上げすぎる(続かない)
特に4つ目は、最初は誰でもやりたくなります。 でも長期運用では「売買を増やすほど、気持ちが消耗して続かない」パターンになりがちです。 だからこそ、最初から「見ない仕組み」「触らないルール」を作るほうが勝ちやすいです。
まとめ
- iDeCoは「器」で、商品選びが満足度を左右します。
- 長期では手数料差が効きやすいので、低コスト優先が無難です。
- リスクはゼロにせず、取りすぎず、「耐えられる範囲」にします。
- 落とし穴は“おすすめ任せ・集中・売買しすぎ”です。
- 次回は、始め方と続け方(見直し含む)に進みます。
FAQ
Q1. 元本保証のほうが安心なので、それだけでいい?
安心感はありますが、増えにくい可能性もあります。 目的(老後資金をどう作りたいか)でバランスを決めるのが現実的です。
Q2. 何を選べばいいか分かりません
「低コスト」「分散」「長期」を基本に、まずはシンプルな構成から始めるのが安全です。 難しく考えすぎず、続けられる形を先に作るのがコツです。
Q3. 途中で変更できますか?
掛金の変更は一定のルールの中で可能です(年1回など)。 拠出を止めることもできます。
相談(CTA)
📩 「どの商品タイプをどれくらいの割合にするか」を家計・性格に合わせて整理したい方は、 こちらからご相談ください。