
法人モバイルの典型トラブルと再発防止
現場の調達・回線追加で起こりがちな失敗を3ケースで確認し、プロセスで潰します。
目次
- Case1:店頭費を払ったのに入荷待ち
- Case2:無料オプションの外し忘れ
- Case3:容量過剰で固定費が高止まり
- 共通要因と是正策
- 運用ルール雛形
Case1:店頭費を払ったのに入荷待ち
店舗で「頭金で優先確保」と案内→納期は改善せず、法人オンラインで在庫あり。
是正策:調達チャネルを法人窓口に固定、例外は購買承認。
納期はキャリア在庫API/法人担当で確認。
Case2:無料オプションの外し忘れ
初月無料の複数オプションが翌月から課金。
部門負担で発覚遅延。
是正策:契約台帳に「解約期限・担当者」を登録し、リマインドを自動化(ワークフロー/日付トリガ)。
Case3:容量過剰で固定費が高止まり
現場の経験則で大容量を選択し、実態はWi-Fi中心。
是正策:使用量レポートを毎月収集し、しきい値で自動ダウングレード提案。
共通要因と是正策
- 要因:現場裁量・チャネル分散・可視化不足。
- 是正:チャネル統一、総額比較の標準フォーマット、台帳・承認ワークフロー、月次レビュー。
運用ルール雛形(抜粋)
- 調達は法人窓口/オンライン直販のみ。店頭費支払いは禁止(例外はCFO承認)。
- 見積は端末・通信・オプション・手数料の分離記載を義務化。
- 契約台帳に更新日・解約期限・担当者・部門コードを記録。
- 月次で使用量レポートを取り込み、基準以下は自動アラート。
FAQ
- Q1. 既存回線に店頭費が混在しています。どう管理?
- A. 台帳で「支払根拠」と「代替手段の有無」を記録し、次回更新時に是正します。
- Q2. 部門が独自に店舗契約してしまいます。
- A. 申請フォームにチャネル選択項目を設け、例外は経営承認に。
- Q3. 台帳の更新が続きません。
- A. 課金データの自動取込とリマインド運用で“人依存”を減らしましょう。
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