基本のき— 貯金と投資のちがい
資産形成はむずかしくありません。資産=収入−支出+運用益。この式を家計に落とし込むだけです。
インフレ時代の家計術:資産=収入−支出+運用益の作り方
はじめに
「投資は怖い。貯金で十分?」
防衛資金は貯金で守り、将来資金はNISAで少額の自動積立。迷わず続けられる家計に。
本記事は、貯金と投資の役割分担と今日からの実行手順を、20代後半ファミリー向けに整理します。
1. 資産形成の基本式=「資産=収入−支出+運用益」
- 収入を増やす:手当・副収入・昇給のチャンスを逃さない。
- 支出を整える:通信・保険・サブスクなど固定費から。
- 運用益を取り入れる:長期の積立投資で“時間”に働いてもらう。
式はシンプルですが、効くのは習慣化です。給料日翌営業日に自動で先取りできる仕組みを作りましょう。
2. 貯金と投資の役割分担(二刀流)
貯金(守り)
- 元本を守りやすい/すぐ使える。
- インフレに弱く増えにくい。
- 用途:生活防衛資金・期近の大きな支出。
投資(攻め)
- 価格は上下するが、長期では増えやすい。
- インフレに比較的強い。
- 用途:将来の教育・老後・資産づくり。
ポイントは「守りを作ってから攻め」。まずは防衛資金→次に少額の積立へ。
3. 何から始める?(NISA・iDeCo・ふるさと納税)
- NISA(まずコレ):いつでも引き出しやすく、中長期の積立に最適。
給料日翌営業日に月5,000〜10,000円の自動積立を設定。 - ふるさと納税:返礼品で食費・日用品を補い、家計を下支え。
控除上限の目安を確認して年内に計画実行。 - iDeCo(次の一手):60歳まで原則引き出せない代わりに節税が強力。
老後資金の“専用口座”として少額から。
配分のヒント: 防衛資金が貯まるまではNISAの積立は最少額→防衛資金達成後に段階的に増額。
4. 失敗しない4つのルール
- 停止しない、減額する:苦しい月は金額を下げるだけ。積立の“習慣”を守る。
- 短期ニュースで判断しない:暴落時も自動積立は継続。
- 年1回の点検:目標配分から±5%以上ズレたら調整(まずは新規買付で)。
- 重複に注意:同じ資産クラスの商品を持ちすぎない。
まとめ・要約
- 式は簡単:資産=収入−支出+運用益。習慣化がカギ。
- まずは貯金で守り→その次に少額の積立投資。
- NISA→ふるさと納税→iDeCoの順で整えると続けやすい。
FAQ
いくらから積立を始めればいい?
月5,000〜10,000円からでOK。続けやすい金額が最優先です。
NISAとiDeCoは何が違う?
NISAは引き出しやすく中長期の積立に。iDeCoは節税が強力な老後資金の専用口座です。
貯金と投資、どちらを優先?
まずは防衛資金を貯金で確保→それ以外を投資で長期積立、の順序が安心です。

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