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ドライブレコーダー導入は「保険特約」が賢い選択?法人経営者が知るべき事故リスク対策

ドライブレコーダー導入は「保険特約」が賢い選択?法人経営者が知るべき事故リスク対策

「社用車へのドラレコ導入、何から検討すべきか迷っている」
「購入と保険特約、どちらがコスト効率に優れているのか」

企業経営において、交通事故リスクとその対応コストは軽視できません。
本記事では、法人としてドライブレコーダーを導入する際の判断ポイントを整理します。

目次

1. なぜ法人でもドラレコが必要なのか

1‑1. 事故リスクの訴訟リスク

事故発生時、加害者としての責任が問われることはもちろん、企業としての社会的信用も問われます。
録画映像があるか否かで、交渉や示談の流れが大きく異なります。

1‑2. 社員運転の監視・抑止効果

社員の運転記録を残すことで、安全運転意識が向上し、リスク管理にもつながります。
これは運送業や営業車など、稼働率が高い車両で特に有効です。

2. 購入型ドラレコの特徴と限界

2‑1. 導入メリット

  • スペック選定の自由度が高い(録画時間、夜間対応、後方カメラなど)
  • 録画データを自社で管理・保存できる

2‑2. 限界・デメリット

  • 初期投資が大きく、設置台数が多いと経費圧迫の懸念
  • 設置・メンテナンスの運用負担が発生
  • 故障時の対応が社内対応になりやすい

3. 保険特約型ドラレコの特徴と利点

3‑1. 特約ドラレコの特長

  • 初期コスト不要で、月額課金のみで導入可能
  • 機器選定から取り付け、故障時対応まで一括管理される
  • 事故データが保険会社と共有され、事故対応がスムーズになる

3‑2. 法人活用時の注意点

  • 機種は限定されるため、高度なカスタマイズは不可
  • 導入可能台数・保険対象車種の制限に注意

4. 法人にとっての導入コストと経費処理

項目購入型保険特約型
初期費用2万円〜4万円/台なし
月額維持基本不要(故障時実費)数百円〜/台
メンテナンス社内or業者対応保険会社が対応
経費処理固定資産または消耗品扱い保険料に含む(月額経費)

5. 実際の活用事例:ドラレコが損失を防いだケース

ある物流企業では、配送中の社員が巻き込まれた事故で、相手側が虚偽の証言をしたが、ドラレコ映像により真実が証明され、損害賠償請求を回避できました。

また、営業車の駐車中に起きた当て逃げも記録により解決し、保険適用がスムーズになった例もあります。

6. まとめと推奨アクション

ドライブレコーダーは、事故リスクの可視化と損害抑止に大きな効果を発揮します。
法人の場合、導入コストや管理負担も重要な検討要素です。

その点、保険特約型のドラレコは導入コストを抑えつつ、事故時のデータ連携という強みもあり、中小企業を中心に注目が集まっています。

経営リスクの最小化の一手として、導入をご検討ください。

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