
老後資金をつくるために最初に決める3つのこと
Executive Summary(TL;DR 5行)
- 老後資金は「必要額の当てっこ」より順番が大事です
- 最初は年金の目安と、生活費の形を見える化します
- 次に「足りない分」を月いくら積むかに落とします
- 最後に“続く仕組み”を作ると不安が減ります
- 今日は3つの決めごとだけでOKです
老後資金の話は、数字が大きく見えて不安になりがちです。でも実は、最初にやるべきことは「正解の金額を当てること」ではありません。 この記事では、経営者・会社員・フリーランスなど働き方が違っても使える、老後資金づくりの全体像を整理します。 進め方はシンプルで、「年金の目安→生活費→積立」の順に決めるだけです。 決める順番さえできれば、今日から無理のない一歩を踏み出せます。
1. 老後資金は「3つの決めごと」から始める
多くの人がつまずくのは、「いくら必要?」から入ってしまうことです。
先に決めるのは、次の3つだけで十分です。
- ① いつまで働く(または働きたい)か:60・65・70で大きく変わります
- ② 老後の生活費の形:住居(持ち家/家賃)、車、趣味、医療など
- ③ 月いくら積み立てるか:年1回見直せる形に落とす
ここまで決まると、老後資金は「ぼんやりした不安」から「管理できる計画」に変わります。
2. 年金は“だいたい”でなく、まず確認できる
将来受け取れる年金の目安は、まず「ねんきんネット」で試算できます。 条件を変えて見込額を試せるので、働き方や受け取り開始年齢をイメージしやすいです。
さらに、金融庁のライフプランシミュレーターは、収入や支出の条件から将来の資金の流れを“目安”として確認できます。
ポイント:年金額を「当てる」のではなく、“確認できる手段を持つ”ことが不安を減らします。
3. 生活費は「今の延長」ではなく「老後版」にする
老後の生活費は、今の家計簿をそのまま延長するとズレます。
ざっくりでいいので、次だけ分けて考えるのがコツです。
- 毎月の固定費(住居・通信・保険・サブスク)
- 変動費(食費・日用品・交際費)
- 年に数回の大きな支出(旅行、車検、家の修繕、家電)
- もしも費(医療・介護の上振れ)
「老後は支出が減るはず」と決めつけず、“使い方が変わる”と捉えると現実的です。
4. 足りない分を「月いくら」に落とす
老後資金は最終的に、次の形に落とします。
- ざっくり必要額(老後の生活費 × 年数)
- - 年金で入ってくる分(見込額)
- = 自分で用意する分
- それを 「月いくら積むか」 にする
大事なのは、最初から完璧にしないことです。 まずは“続く金額”で始め、3か月〜半年で微調整すればOKです。
まとめ+要約
- 老後資金は金額当てより、決める順番が大事です
- 先に決めるのは「働き方」「老後の生活費の形」「月の積立額」です
- 年金はねんきんネットで“確認できる状態”にします
- 生活費は固定費・変動費・大きな支出・もしも費に分けます
- 足りない分を「月いくら」に落とすと不安が減ります
Next Best Action: 今日、ねんきんネット(または定期便)を手元に用意して“確認の入口”だけ作りましょう。
FAQ(3問)
Q1. いくら必要か分からないと始められません。
A. 大丈夫です。最初は「月いくら積むか」だけ決めて始め、後から調整でOKです。
Q2. 収入が不安定(個人事業・フリー)でもできますか?
A. できます。固定費を軽くして、最低積立額を小さく設定すると続きます。
Q3. 投資が怖いです。貯金だけではダメ?
A. 貯金は安心ですが、物価が上がると実質的な価値が目減りすることがあります。 次回以降で“怖さを小さくするやり方”を説明します。
📩 ご自身の状況に合わせて「老後資金の作り方」を整理したい方は、 こちらからご相談ください。