ブログ 通信

法人モバイルの典型トラブルと再発防止:店頭費・オプション・容量設計

法人モバイルの典型トラブルと再発防止:店頭費・オプション・容量設計(Day3)

法人モバイルの典型トラブルと再発防止

現場の調達・回線追加で起こりがちな失敗を3ケースで確認し、プロセスで潰します。


目次

  1. Case1:店頭費を払ったのに入荷待ち
  2. Case2:無料オプションの外し忘れ
  3. Case3:容量過剰で固定費が高止まり
  4. 共通要因と是正策
  5. 運用ルール雛形

Case1:店頭費を払ったのに入荷待ち

店舗で「頭金で優先確保」と案内→納期は改善せず、法人オンラインで在庫あり。
是正策:調達チャネルを法人窓口に固定、例外は購買承認。
納期はキャリア在庫API/法人担当で確認。


Case2:無料オプションの外し忘れ

初月無料の複数オプションが翌月から課金。
部門負担で発覚遅延。
是正策:契約台帳に「解約期限・担当者」を登録し、リマインドを自動化(ワークフロー/日付トリガ)。


Case3:容量過剰で固定費が高止まり

現場の経験則で大容量を選択し、実態はWi-Fi中心。
是正策:使用量レポートを毎月収集し、しきい値で自動ダウングレード提案。


共通要因と是正策

  • 要因:現場裁量・チャネル分散・可視化不足。
  • 是正:チャネル統一、総額比較の標準フォーマット、台帳・承認ワークフロー、月次レビュー。

運用ルール雛形(抜粋)

  • 調達は法人窓口/オンライン直販のみ。店頭費支払いは禁止(例外はCFO承認)。
  • 見積は端末・通信・オプション・手数料の分離記載を義務化。
  • 契約台帳に更新日・解約期限・担当者・部門コードを記録。
  • 月次で使用量レポートを取り込み、基準以下は自動アラート。

FAQ

Q1. 既存回線に店頭費が混在しています。どう管理?
A. 台帳で「支払根拠」と「代替手段の有無」を記録し、次回更新時に是正します。
Q2. 部門が独自に店舗契約してしまいます。
A. 申請フォームにチャネル選択項目を設け、例外は経営承認に。
Q3. 台帳の更新が続きません。
A. 課金データの自動取込とリマインド運用で“人依存”を減らしましょう。

📩 契約台帳テンプレート/月次レビューのチェックリストが必要な際は、LINEで相談する からご連絡ください。

-ブログ, 通信