
法人モバイルで損をしない交渉・確認リスト
「月額いくら」ではなく「総額・条件・SLA」。
以下の質問だけで無駄な支出は大幅に減らせます。
目次
- 契約前に確認:チャネル・総額・例外承認
- 交渉フレーズ集(そのまま使える)
- 容量・ローミング・テザリングの設計
- MDM/セキュリティとオプションの重複回避
- SLA・サポート体制の確認
- まとめ
1. 契約前に確認:チャネル・総額・例外承認
- 調達チャネルは法人窓口/オンライン直販で統一しているか。
- 見積の内訳:端末・通信・オプション・事務手数料・店頭独自費を分離提示させる。
- 例外(店舗契約)が必要な場合の承認者・判断基準。
2. 交渉フレーズ集(そのまま使える)
- 「店頭独自費(いわゆる頭金)は除外して総額をご提示ください。」
- 「24/36か月の総額で、端末買い切り・分割・リースを横並び比較した見積をください。」
- 「既存のMDM/セキュリティと重複するオプションは外してください。」
- 「回線数×更新スケジュールに応じたボリューム条件を明記してください。」
3. 容量・ローミング・テザリングの設計
- 職種別の使用量データで階層プランを用意(役員/外勤/内勤)。
- 海外ローミングは事前申請→期間限定で付与し、終了日で自動停止。
- テザリング上限と社内Wi-Fiの活用ルールを明文化。
4. MDM/セキュリティとオプションの重複回避
キャリア提供オプションが既存MDMやエンドポイント保護と重複しないか確認。
重複時は機能統合とベンダ数削減で運用負荷とコストを同時に下げます。
5. SLA・サポート体制の確認
- 法人専用窓口、障害時のエスカレーション、交換端末のリードタイム。
- キッティング(初期設定)・MDM登録の代行可否と費用。
- 請求データの明細粒度(回線別/部門別/CSV提供)。
まとめ
- チャネル統一と総額比較が交渉の土台。
- 容量設計・ローミング・オプションはデータで決める。
- SLAと運用をコストと同列で評価する。
FAQ
- Q1. どの指標でベンダを比較すべき?
- A. 総額、SLA、サポート体制、明細の可視化、契約柔軟性の5点でスコアリングします。
- Q2. 途中でプランが変わったら?
- A. 変更手数料・適用月・違約条件を事前に文書化し、稟議に添付します。
- Q3. 店頭契約を完全禁止すべき?
- A. 原則禁止、災害・緊急時のみ例外可などの運用が現実的です。
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